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ーエアコン取り付けの流れをやさしく解説|購入から工事完了までー

エアコン購入から取り付けまでの全体像

エアコンを新しく付けたいと思っても、「どの順番で進めればいいのか」「いつ工事を申し込めばいいのか」と迷ってしまう方は多いです。流れを最初に知っておくと、慌てずに準備ができます。

一般的な流れは次のようになります。

1. 設置したい部屋や使い方をイメージする
2. 条件に合うエアコンを選び、購入方法を決める
3. 工事業者を選び、見積もりと工事日を決定する
4. 工事当日に取り付け作業をしてもらう
5. 試運転と保証内容を確認し、日々の使い方を整える

まずはこの順番を頭に入れておき、「今はどの段階にいるのか」を意識しながら読み進めてみてください。

購入前にチェックしたい3つのポイント

購入前の準備を少し丁寧にしておくだけで、後から「思っていたのと違う…」というギャップを大きく減らせます。ここでは、特に押さえておきたいポイントを3つに絞ってご紹介します。

部屋の条件に合った能力と機能を選ぶ

まず大切なのが、部屋の広さや日当たりに合った能力(畳数)のエアコンを選ぶことです。南向きで日当たりがよいリビングと、北側の寝室では、同じ広さでも必要なパワーが変わってきます。少し余裕のある能力を選んでおくと、真夏や真冬でも安心です。

あわせて、「静かな運転音がいい」「電気代を抑えたい」「フィルター掃除をラクにしたい」など、自分の重視したいポイントも整理しておきましょう。すべてを完璧に満たす必要はありませんが、優先順位を決めておくと機種選びがスムーズになります。

コンセント・電圧・ブレーカーを確認する

次に見ておきたいのが、設置予定の部屋のコンセントや電気の条件です。エアコンによっては200V専用のコンセントや専用回路が必要な場合があり、その場合は電気工事が追加になることもあります。壁のコンセントの形や表示を確認し、ブレーカーのアンペア数も検針票などでチェックしておくと安心です。

条件が合わなくても、多くは工事で対応可能ですが、追加費用がかかることがあります。購入前にざっくりでも把握しておけば、予算のイメージを立てやすくなります。

室内機と室外機の設置場所をイメージする

エアコンは、室内機と室外機がセットで動く家電です。室内では、カーテンレールや家具との距離、風が当たる向きなどを考えながら、おおよその設置位置をイメージしておきましょう。

室外機についても、ベランダや庭にスペースがあるか、直射日光や雨風が強すぎないか、隣家や通路の邪魔にならないかをチェックしておきます。事前にスマホで写真を撮っておくと、見積もり時に業者へ説明しやすくなります。

工事業者選びと見積もりのポイント

本体をどこで買うかと同じくらい、「誰に取り付けてもらうか」も重要です。購入と工事をセットにする方法と、別々に依頼する方法、それぞれの特徴を知っておくと自分に合った選び方ができます。

本体と工事をセットにするか別々にするか

家電量販店などで「本体+標準工事込み」で購入する場合は、窓口がひとつでわかりやすく、初めての方にも安心です。標準的な条件なら、追加料金も少なく収まることが多いでしょう。

一方、ネット通販で本体を購入し、工事だけ専門業者に依頼する方法は、本体価格を抑えやすいのがメリットです。ただし、万が一の不具合があったときに「本体側の問題か工事側の問題か」の切り分けが必要になるなど、やり取りが少し複雑になる場合もあります。価格だけでなく、安心感とのバランスで選ぶのがおすすめです。

見積もり時に必ず確認したい項目

工事を依頼する前には、見積書の内容を一度じっくり見ておきましょう。特に次のポイントはチェックしておきたいところです。

・標準工事に含まれる作業内容
・配管の延長や化粧カバーなどの追加料金
・既存エアコンの取り外し・処分費用
・工事の保証期間と対応内容

不明な点はそのままにせず、「こういう場合はいくらくらいかかりますか?」と具体的に聞いておくと安心です。口頭で聞いた内容も、メールなどで残しておくと後から見返せます。

賃貸・マンションでの事前確認

賃貸住宅やマンションにお住まいの場合は、管理会社や大家さんへの確認も忘れずに行いましょう。新しく穴をあけてよいか、共用廊下側に配管を通してよいかなど、建物ごとのルールがあります。

工事内容を簡単にまとめて相談すると、「この条件なら大丈夫です」といった形で返事をもらいやすくなります。許可をメールなどで残しておくと、退去時のトラブル防止にもつながります。

工事当日〜取り付け後の流れ

購入や見積もりが済んだら、いよいよ工事当日です。ここでは、当日の大まかな流れと、終わったあとに確認しておきたいポイントを整理しておきます。

当日の作業の流れをイメージしておく

工事担当者が到着したら、まずは設置位置や配管ルートの最終確認があります。このタイミングで、「家具との距離を少し調整してほしい」「将来の配置換えを考えて、この位置にしたい」などの希望があれば伝えましょう。

その後、室内機用の金具の取り付け、穴あけや既存穴の利用、配管の接続、室外機の設置という流れで作業が進みます。一般的なご家庭であれば、1〜3時間程度を目安に考えておくと良いでしょう。

事前準備と当日のチェックポイント

工事をスムーズに進めるために、当日までにできる準備もいくつかあります。例えば、次のような点を意識しておくと安心です。

・室内機周辺の家具や荷物をあらかじめ移動しておく
・室外機の設置予定場所を片付けておく
・マンションの場合は管理人さんへの連絡や掲示板のルールを確認する

工事後は、試運転の際に「音が大きすぎないか」「風の向きは問題ないか」「水漏れしていないか」を一緒に見ておきましょう。少しでも気になる点があれば、その場で相談するのがおすすめです。

設置後にしておきたいこと

取り付けが終わったら、保証書や取扱説明書をなくさないように保管場所を決めておきましょう。故障時の連絡先や保証期間は、スマホで撮影しておくといつでも確認できて便利です。

あわせて、フィルター掃除の頻度を家族で決めておくと安心です。「月に1回」「冷房シーズンは2週間に1回」など、大まかな目安を決めてカレンダーに入れておくだけでも、きれいな空気と省エネにつながります。

まとめ:流れを知ればエアコン取り付けはむずかしくない

エアコンの「購入から取り付けまで」というと難しそうに聞こえますが、実際には「購入前の下調べ」「業者選びと見積もり」「工事当日と取り付け後のケア」という3つのステップに分けて考えると、ぐっとイメージしやすくなります。

部屋の条件や電気の状況をあらかじめ確認し、見積もり内容をしっかり把握しておけば、当日の工事も落ち着いて任せられます。あとは、取り付け後にフィルター掃除や初期不良のチェックを続けていけば、長く快適に使い続けることができます。

これからエアコンの導入を検討している方は、今回の記事を参考にしながら、自分のペースで準備を進めてみてください。

2025.12.12